蠱惑『KOWAKU』展
2023年12月2日~30日
ローランド・ハーゲンバーグの蠱惑展は、29日間開催されました。
今回のユーモア溢れるローランド氏独特の物語で構成された墨画には解読する要素があり、浮世絵師の鈴木春信のまねえもん登場のように” どこかに小さいローランドさん” を見つける子どもや大人も一緒に興味深く、楽しくご覧になっていました。
有形文化財、日本画家・今尾景年(1845-1924)のアトリエであった素晴らしい建物にふさわしい作品の展示空間が設定され、麓寿庵に来られた海外からのお客様も興味深く作品を眺め撮影され、とてもに人気を帯びた展覧会となりました。数百年経った今も見るものにその魅力を持ち続けている歌麿や白隠の自由な画法がお手本となり、ローランド氏のライターとしての経験が活かされ自然に微笑んでしまう自由な墨画の魅力が表現されていました。「蠱惑KOWAKU」展は、まさに日本の巨匠たちへの皮肉なオマージュであり、それにふさわしく、今尾景年のアトリエであった麓寿庵が多くの方に愛され、関心を持たれ知っていただけたことと思います。木々の間のつくばいから水が流れる音、そんな自然の心地よさのある庭を眺める空間とローランド氏の蠱惑展(人の心を惹きつけ惑わす)が総合的にご紹介できたことに嬉しく、次回に繋がる展覧会だと確信いたしました。
みなさんからの声:
会場にぴったりの作品展でした/ 作品が可愛いので欲しいです/ ローランドさんの人柄がとてもチャーミングで話ができてよかった。/ ストーリーが楽しくて関心、次回も観たい、ご案内ください。/ 今尾景年のお屋敷だと知らなかった、作品らが面白かった/ マルチなタレント、アーティストだ。これからも作品展を観てみたい。/ 今尾景年のお孫さん達が見えて、景年を知っていただけてうれしいです。と喜んでおられました。 他
展示作品:墨画/15 点、大判写真/4 点, 陶器/ 20 点
参加人数:2109 名
主催:IDEAKEI
協賛:株式会社MENROKU
後援:京都府 / 京都市 / 京都市教育委員会 /
オーストリア大使館、文化フォーラム
掲示告知:中京区、上京区、下京区、右京区、北区、左京区 他、
京都新聞社、毎日新聞社、朝日新聞社