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ROLAND HAGENBERG 2 new exhibitions
JUN 13-JULY6(NO.1) JUN 20-JULY 8, 2025 (No.2), in Kyoto

No.1
展覧会のタイトル 「サマー・スノー」 (なつの雪)は、京都の夏の情景や感情を、 女性たちのポートレート、遊び心のあるドローイング、そして細いワイヤーで作られた浮遊彫刻《Fragile Kyoto Heart(壊れやすい京都の心)》のような詩的なオブジェを通して表現 しています。 「夏を心から味わいたいのなら、 まるでそれがもう過ぎ去ったかのように楽しむべきだ」とローランドは語ります。

"Summer Snow"

Gamelieh
ローランド・ハーゲンバーグはウィーンで育ち、4年前に京都に アトリエを構えたアーティスト、作家、写真家です。彼の最新展覧会は、画家・今尾景年(1845–1924)の旧アトリエ「麓寿庵」で 開催いたします。これまでに多数の書籍や雑誌に掲載されてきた自作の詩からインスピレーションを得て、ローランドは写真、ドローイング、オブジェを組み合わせ、京都の伝統的な町家である「麓寿庵」の空間と響き合う作品を生み出しました。 マルチなローランドの世界観をお楽しみください。
久保家住宅(旧今尾景年家住宅)のこと
四条烏丸からすこし西へ入った、六角通に南面する敷地の中央部に建つ、久保家住宅は、良材を用いた品格ある近代和風住宅の好例として、登録有形文化財に登録されました。同じ街区の、北側には大西清右衛門、東側には無名舍吉田家があり、京都洛中のど真ん中に位置します。明治期に日本画会で活躍した今尾景年(いまおけいねん)の自宅として、この数寄屋造りの邸宅は、大正3年(1914)に建築されました。随所に造りの美しさが感じられ、特に、大徳寺 三玄院の松雲老師より「捉月」(そくげつ)と命名された茶室は、床が桐一枚板、エゴノキの床柱は大正天皇より下賜された特別なお部屋です。苔がむす、しっとりとした佇まいの庭も素晴らしく、枯山水の庭にある手水鉢(蹲踞)は羅生門の礎石であったといわれています。その奥にあるコケに覆われた灯籠は、平安時代のものと言われています。室町時代の燈籠もあり、存在そのものがまるで美術館です。

2023 年「蠱惑』展リポート
登録有形文化財(旧今尾景年邸)

京都市中京区六角新町西入る

FUJI STOOL instaration
Terunobu Fujimori VS Roland Hagenberg

No.2
作曲家、フランツ・リストの生誕の地として 知られ、オーストリア・ウィーンから80km の距離に位置する人口800人ほどの小さな村 "Raiding (ライディング)"。2011年に実施された「Raiding Project(ライディング プロジェクト)」は、Roland Hagenberg(ローランド・ハーゲンバーグ)による発案のもと、日本を代表する建築家たちが、この村のために小型で、未来的で多機能的な建築を提案したプロジェクトです。当プロジェクトに参加した建築家のひとりである藤森照信氏は、毎年、遠く離れたアフリカからライディングの古巣 に渡るコウノトリからインスピレーションを得て「鸛庵(こうのとりあん)|Storkhouse」 を設計、その空間に合わせた オリジナルの家具として「Fuji Stool」はデザインされました。この家具作品は現在、Sugata Gallery にて、藤森照信とローランド・ハーゲンバーグのサイ ン入り、限定ナンバリング付きエディションとして販売されています。展覧会では、写真、オリジナルのドローイング、模型も併せて展 示されています。会場で実際に手にとり、座り、素材の温もりや、自然との繋がりをご体感ください。

Terunobu Fujimori VS Roland Hagenberg

京都府京都市中京区室町通二条下る蛸薬師町271-1




MINI FUJI STOOL (かわいい小さい椅子)
2025 concert ご案内

MASUDA EXHIBITION 2025




盛況のうちに終了いたしました。
作家、増田さんのshopサイトもお楽しみください。
JR京都駅ビルなどの設計で知られる建築家の原広司氏(はら・ひろし)はRaiding Project 企画に参加。
詳細は、モデルロゴをクリックしてください。
東京大で建築を学び、東大生産技術研究所の教授に。日本の現代建築を数学、哲学、芸術などの幅広い視野でけん引。1970年代に行った世界の集落の建築調査を設計に生かした。超高層ビル2棟を連結した梅田スカイビル(大阪市)や、大きな吹き抜けと谷のような階段を備えたJR京都駅ビル(京都市)、庭のような建築として構想した札幌ドーム(札幌市)などを設計した。著書に「集落の教え100」など。(共同)
2025年1月3日、病院で亡くなる、88歳。
新刊 ”Karuizawa My Medium Escape”
季節を感じる軽井沢での暮らし
2024年12月7日 IDEAKEI出版


軽井沢での暮らしを始めてから4年が経ち、その間に出会った人たちの素敵なライフスタイルをご紹介したいという思いから本を書きました。 写真は、1980年代のニューヨークで、アンディ・ウオーホルやバスキアの写真を撮り、その時代をともに生きたRoland さんに撮影をお願いし、9人の方々のインタビューをさせていただきました。本当にいろいろな仕事や暮らし方、価値観があるということに刺激を受けて感動し、ワクワクした気持ちになりました。

こうしなければいけない、こうでなくては。。。 もしかしたら私たちは知らないうちに、自分で作った型に自分を押し込み、何かを我慢しているのかもしれません。 自然の中に身を置き、自分のやりたいことや心からの思いに素直に耳を傾けて生きてみる。そんな選択肢が軽井沢にはある気がしました。 日常からほんの少しだけEscapeして、心安らぐ時間を過ごしてみませんか? イマジネーションが広がる幸せな時間をあなたととも に。。。
森乃音色
書籍『軽井沢 – My Medium Escape』のために、ローランド・ハーゲンバーグ氏は写真家として作家の森乃音色に同行し、日本で最も有名な避暑地の一つである軽井沢で、9人のポートレートを撮影いたしました。インタビュー対象者は、医師、アーティスト、環境保護活動家、起業家、料理人、ビジネスマンなど、さまざまな職業の人々でした。それぞれが、軽井沢が自分たちのライフスタイル、創造性、仕事にどのように良い影響を与えたかについて語っています。
72 枚のポートレート写真を通じて、ローランド氏は、それぞれの個人的な世界観と独特な雰囲気を捉えようと努めました。彼らの経験や環境の本質が映し出されています。
Format: 12 x 18 cm
日本語
Hardcover
128 ページ
2024
ISBN: 978-4-9913723-0-8
新刊 ”BEDSIDE POEMS”
2024年12月1日 Shoshi Maimai出版


ローランドの第2詩集は、日本とドイツで同時に出版された詩とアートの融合作品です。『ベッドサイド・ポエムズ』では、愛、死、信頼、希望、失望といった人間の永遠のテーマを掘り下げています。彼の言葉とイラストを通して、感情的な洞察が共有体験へと変わり、読者が自身の記憶や感情を一瞬でも振り返るきっかけを提供します。タイトルの『ベッドサイド・ポエムズ』はまさにそのコンセプトを表現しています。甘いもの、苦いもの、悲しいもの、ユーモラスなものといったさまざまな思いが、眠りにつく前のひとときを豊かに彩ります。ローランドの40点に及ぶイラストの多くは、日本の伝統的な浮世絵版画からインスピレーションを得ています。また、日本語訳は、原文であるドイツ語の短い抜粋を紹介しています。これらの翻訳は詩ごとの雰囲気を捉えることに重きを置いており、ドイツ語特有のリズムや韻、微妙な意味合いはあえて省かれています。
著書、挿絵:ローランド・ハーゲンバーグ
定価 1,760円(税込)
Format: 12 x 18 cm
日本語 / ドイツ語
ハードカバー
88 ページ
2024
ISBN: 978-3-938457-67-2

WHY NY_Roland Hagenberg Photo Portraits from the 80s in New York


京都市立京都堀川御池ギャラリーにおいて、ローランド・ハーゲンバーグによる作品展「オーストリアから日本へ その先に見える世界」が開催されます。オーストリアで制作した作品や日本での生活の中でインスパイアされた作品を展示します。「一つの芸術形式に固執するのは私の旅する精神には合いません。むしろ、写真、絵画、新しい空間、陶芸、音楽、詩を行き来する方が好きです」と彼は言います。
今回の展示は主に、日本とオーストリアを繋ぐ“Raiding Project(ライディング・プロジェクト)”から、建築家藤森照信氏と共同で制作した「ストークハウス」のための16脚の製スツールのインスタレーションがあります。藤森氏とハーゲンバーグとのコラボレーションによりゲストハウスとして設計したこの建物には、コウノトリ(stork) の巣が設けられており、毎年、渡り鳥たちにとって格好の 子育ての巣になっています。オーストリアの作曲家フランツ・リスト生誕の地でもあるライディング村の、この「ストークハウス」は、オーストリアと日本を結ぶ建築として 2014年にオーストリア観光最優秀革新賞を 受賞しました。 “Raiding Project”からさらに、「ハラハウス」(原広司/設計)と「シルバーハウス」(ハーゲンバーグがオーストリアの建築家リサ・ゼントナーと共同で設計)の 建築モデルも展示されます。また、ハーゲンバーグの出版物の概要を紹介する本、 近刊 「軽井沢- My Medium Escape」写真 (文:森乃音色)などを展示します。是非、この機会にHAGENWORLDをご堪能ください。

人と 人をつなぐイデアケイ
ライフスタイルを中心にアイディア豊富な事業活動
■展覧会のオーガナイザーとして企画展開、運営 ■ブランドを構築するための活動 (地域・行政・企業)
■ブランディングロゴやブランドネーム、デザインワーク ■テキスタイル、オリジナル商品やノベルティ企画 ■Hagenberg Studio Japan マネージャー
■文人墨客マイスターたちの仕事企画展開 ■Raiding Project in Kyoto 企画